Victor Studio 401

1980年代 NY の Recording  Studio  [The Power Station]で
録音された楽曲が大ヒットしていました。
ブルース.スプリングスティーンの[Born in the USA]
シャーーーンと鳴るドラムの音の響き覚えていますか。
その頃国内のスタジオは残響が短かく この音は録れませんでした。
世の中はまだバブルの後半
改修してまだ10年弱のスタジオをまた大改修してシャーーーンと響かせてしまえ!
Control.Roomも広くしてしまえ!
と思い立ったのがVictor Studioのエンジニアの方達でした。
1989年 ほぼサザンオールスターズ専用だった401Studioを
豊島政実氏、音響設計の下で内装設計を担当しました。

401_photoMain

Main Studio
閉塞感が嫌でコンクリートをブチ抜いて窓を作ろうとしましたが
さすがにそこまでは予算が無く ダミーの窓を作りました。
当時はLEDなど無く、恐ろしい数の蛍光灯が裏に仕込まれています。

401_photoControl Control.Rm
モニターがウエストレイクTM-3からジェネレックの1035に
広くなって、ミキサー.シンセ.クラアイアントの3列がゆったり配置され
長時間作業のストレスも減りました。

401_photoVocal
Vocal.Booth
全てのブースでアイコンタクトが取れるように,どデカイガラスを入れました。

401_photoLive Drum.Booth
ピカピカ部分は鉛を貼ってあります。天井高を取る為 ダクトも露出

以来 このスタジオから桑田佳祐さんが数々の名曲を生み出しています。

1992年 302Studio  大改修
Control.Roomを広げ中2階にスタジオの見えるラウンジを新設
302_photoControl
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302_photoRecording
2008年 303 Studio 大改修
時代はあっとゆう間に流れ Control.Roomの奥行きを縮める設計でした。
303_photoControl
全てのプロジェクトに於いてご指導頂いた
豊島政実氏
ビクタースタジオのスタッフの皆様に感謝!
素敵な音楽が生まれ続きますように。